おじさんの今何してる!?

自分で商売しているおじさんが、興味のあるニュース・事柄、欲しいものなどについて、出来るだけ簡潔に、時には詳しく、おじさん流に紹介していきます。

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今から30数年前、ジャパンアズナンバーワンと世界中で騒がれ、日本人は有頂天になり優越感に浸っていました。
今はアメリカもかつての隆盛は衰え、日本も世界2位の座を中国に譲ってしまっています。

今の日本はこれから何を基にしてどこに向かっていけばいいのか模索している状態に見えます。
国民は先がわからず不安でいっぱいになっている、自信を失っています。

まさに精神的余裕がなくなっています。

さかのぼれば、
我が国が侵略戦争をした、という占領軍が始めた東京裁判史観、
それを受け継いで広められた自虐史観で、
先人への感謝や志、すなわち誇りを持てなくなってしまいました。
現在の日本人が精神的に満たされないのは、ここから始まっていると思います。

アメリカ国民がいかにも幸福そうに見えるのは、
物質的に豊かなだけではなく、自国を「自由の国」だという誇りによって
精神的にも満たされているからではないでしょうか。

自国の誇りがあればこそ、他国の誇りにも共感する精神的余裕を持つことができる。
そして互いの誇りを尊重することで、
国際社会での友好の基盤となり自国の繁栄にもつながるのではないでしょうか。

それでは日本国民が持ちうる自国の誇りとは何でしょうか。
アメリカ国民が自国を「自由の国」と誇るなら、
日本国民は日本を「大御宝(おおみたから)の国」と誇ることができます。

わが国は国民を「大御宝」として、その安寧を神に祈る皇室を中心にしてきました。
皇室の無私の祈りを実現するため、
我々の先人たちは同胞と子孫のために国を築き、護ってきました。

我々のこの誇りを取り戻すには、
まず日本人の本質を知るところから始めなければならないと思います。

そのためにも我々日本国民の根っことはどういうものであるかを説いた
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その根っこを育てた人物たちを紹介した
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日本人の優れた国民性とも言うべき、利他心は、
「皇室の祈り」が源になっているのではないでしょうか。

とすれば、
より多くの国民が「皇室の祈り」を知ることで、

わが国の利他心はさらに根を広げ、
さらに立派な国作りの繋がるのではないでしょうか。



■日本人の利他心は国民性

東日本大震災の時に見せた日本人の秩序正しさやモラルの高さに、
世界中が驚愕しました。

救援物資をヘリコプターで被災地に届けた米軍の女性パイロットは、
着地が非常に恐ろしかったというのです。

なぜなら、どこの国でもヘリコプターに人がワーっと殺到して大混乱が起き、
奪い合いになって身の危険を感じることがよくあったからです。

日本の被災地でもそうなると覚悟して着地したのですが、
近づいてきたのは代表者である初老の紳士一人、
そして丁寧に謝意を述べ、
バケツリレーのように搬入していいでしょうか、
と許可を取って整列し、搬入が始まった。

すると途中で、
「もうこれでけっこうです」とその紳士は言ったそうです。
パイロットは驚いて「なぜですか?」と尋ねると、
「私たちはもう十分です。
同じように被災されている方々が待つ他の避難所に届けてあげてください」と言った。

そのパイロットは、
礼儀を重んじ、利他の精神で行動する日本人の姿に感動し、
生涯忘れないと知人に語ったそうです。



外国の場合は、イラク人作業者に作業を命ずると、彼らだけを働かせるのだが、
日本では幹部自衛官でも、彼らと一緒になって、ともに汗を流した。

宿営地の鉄条網整備の際には、
日本人二、三人とイラク人七、八人がチームをつくり、
有刺鉄線で服はボロボロ、体中、血だらけ汗まみれになりながら作業を続けた。

昼食は分け合い、休み時間には会話本を指差しながら、
仕事の段取りについて話し合う。

いったん意気に感じると、とことん尽くすのがアラブの流儀だ。
終業時間の五時を過ぎても、まだ隊員と一緒に
ブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた。



日本の自衛隊の活動は、
現地の住民たちからも高く評価され、
支援期間が終わりに近づくと、

一五〇人ものデモ隊が詰めかけ、
「日本の支援に感謝する」「帰らないで」と叫んだとのことです。

この前代未聞のデモに英・米・オランダの部隊も驚いて、
矢継ぎ早の問い合わせがきたそうです。



■「利他心は伝染する」

このエピソードで興味深いのは、
自衛隊員たちがイラク人作業者と一緒に汗を流すと、

「終業時間の五時を過ぎても、
まだ隊員と一緒にブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた」
という点です。

自衛隊員たちの持つ利他心が、
イラク人作業者たちの利他心に火をつけたのです。

「利他心は伝染する」

ということが、この事例から推察できます。



皇太子殿下は

国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁をお務めになり、
毎年のように世界の水問題に関わる国際会議で講演をされています。



太平洋地域の水問題の専門家たちが
バスで東宮御所を訪問した際、帰路には

「我々はもっともっと頑張らなければならない」
と大変盛り上がったそうです。

「水と衛生に関する諮問委員会」委員の尾田栄明氏は次のように語っています。


 
 勿論、殿下からあれをやろう、
これをやろうと言われるわけでは全くないのですが、
殿下とお話をさせていただく中で、
皆の胸中にある意欲や想いがかき立てられていくという感じなのです。
(『皇太子殿下──皇位継承者としてのご覚悟』明成社編より)

 

殿下が、
世界で水不足に苦しむ人々をなんとかしたい
というお気持ちをもって専門家たちの意見を聞かれていくと、

殿下の利他心によって
彼らの「胸中にある意欲や想いがかき立てられ」、

彼ら自身の利他心に火がついて、
「我々はもっともっと頑張らなければならない」と
意欲を燃やしたのではないかと推察します。



もちろん専門家たちの間では、
水問題をどう解決するかに関して意見の対立もあるかもしれません。

しかし手段においては対立があっても、
水不足に苦しむ人々を何とかしたいという
利他心を共有することによって、
専門家たちは連帯することができます。



殿下の利他心こそ、
彼らの連帯の中心にあるものでしょう。

それを彼らが感じとっているからこそ、
殿下に名誉総裁を長年、お願いしているのだと拝察します。



■利他心を中核とする共同体

 ある共同体の中心に利他心に満ちた人がおり、
その人は「あれをやろう、これをやろう」とは言わないが、

共同体全体の幸福をひたすら祈っている。

その利他心が周囲の人々に伝染して、

それぞれが自分の持ち場で共同体の幸福のために尽くす。

これはまさしく
日本国の構造そのものではないでしょうか。



 代々の皇室がひたすら国民の幸せを祈り、

その利他心が多くの国民に伝染して、

それぞれの人がそれぞれの場で、他の人々のために尽くす。



それがわが国の姿だったのではないか、
と私は考えています。

そして日本国民が強い利他心を持っているという国民性も、
この国の形から生まれてきているのではないでしょうか。

 これは一つの仮説ですが、
これから史実をたどって検証していきましょう。


 この本は、歴代の天皇陛下、皇后陛下が国民の幸せをどう祈り、
また国民の側がその祈りにどう応えてきたか、
という観点から、わが国の歴史をたどったものです。

ー伊勢雅臣『日本人として知っておきたい 皇室の祈り』 「まえがき」より抜粋ー


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